春の野外コンサート07後記(1)

どうも、ブロリです。
いろいろあって今日は一日予定が空きました。久々に散らかった部屋の掃除をしていたらあっという間に夜になってしまいましたよ(笑)あと、YAMAHAで和声の本を買ってきました。時間があるときに勉強しようと思います。対位法の本もちゃんと読んでないのだけど…(笑)

さて、今日はどうでも良い一日だったので、とりあえず春の野外コンサートを振り返ろうと思います。企画にしても作曲にしても絵画にしても、「ものを創る」というカテゴリでくくれば、決して異質の概念では無いと思います。今回の春の野外コンサートの企画にあたり、多くの芸術学部の方々からアドバイスを頂けたのも偶然では無いと思いました。期限が指定された中での「ものを創る」という作業は苦しいですが、遣り遂げた感動というのもまた、変えようの無いものがあります。

「ものを創る」と言っても何も無い状態から作るわけではなく、必ずそこには過去からの影響がついて回ります。それは技術であったり、感性であったりします。

技術とは、企画で言えばテンプレート、音楽で言えば作曲法(和声法、対位法等)、絵画で言えば何なんですかデッサンですか?教えてください。

感性とは、以前聞いた音楽や見た絵画に影響されるということです。特に好みというのは大きいです。元々僕が作曲を始めた理由が、「僕好みの音楽にあまり出会わなかった期間がある」ためだからです。

偉そうなこと書いてますけど、文章力も知識も無い自分はただ単に感性にしたがって音楽を生産することしか出来ない人間だということに改めて気がつきます。虚しいような気もしますが、「ものを創る」ことが出来る動物に生まれて本当に良かったと思います。

前置き長くなりましたが、本題に入りたいと思います。野外コンサートで吹奏楽部が演奏した音源を解説つきでお届けしたいと思います。

Ⅰ吹奏楽部ポップスステージ
春の野外コンサート最初の演奏団体は、主催団体、つまり、広島市立大学吹奏楽部による演奏です。全て僕が編曲を担当し、指揮者としてステージに立ちました。

・春の歌


原曲の「春の始まり」という雰囲気を壊さずに、吹奏楽に吹きやすいアレンジをしています。後半部分はサックスとトランペットの掛け合いから何故かラテン風に終わるという、
ナイスなアレンジです。野外での演奏のため、録音中に多少の風がノイズとして入ることは覚悟していましたが、この日は特に風が強く、ほとんどの部員の楽譜が吹き飛ぶという事態が起きてしまいました(笑)

・春よ来い


幅広い年齢層に愛されているユーミンの代表作。ミニマルという手法を用いたアレンジを施しています。ミニマルというのは、音の動きを最小限に抑え、パターン化された音型を反復させる音楽。繰り返していくフレーズに耳を傾けると面白いと思います。聞き所はほとんど全ての楽器にあります。サビのホルンとトロンボーンによる裏メロ、途中のアルトサックス二本による掛け合い、そして最後は静かに終わっていきます。原曲よりもクールさを前面に押し出した夜を意識したアレンジなので、本当はもっと夜遅くに演奏したかったです。まぁ前日の夜20時頃に野外で演奏できたので、それで満足です。あれは気持ちよかった(笑)

・パイレーツ・オブ・カリビアン


この曲の作曲者はクラウス・バデルトという人なんですけど、実は超有名な映画音楽作曲家、ハンス・ジマーの弟子なんですね。バックドラフトとかライオン・キングの音楽を手がけた方で、大ファンです。この曲、とにかく短いんですが、内容は盛りだくさんで、特にパーカッションが熱いです。パーカッションを吹奏楽用にアレンジするのに苦労しました。チューバが居ないのでかなり迫力が無いのが難点です。チューバ入れて(自分で吹いて(笑))録音し直したいですね。

という具合でした。
短期間でこれだけの数、編曲をこなすのは正直しんどかったですが、確実に自分の力にはなったと思います。自分の作った曲が生の音になっていく様は少し感動でしたね。また吹奏楽部のために編曲したいと思っています。文章ばっかりでしかもつまらない話だったかもしれませんが、今日はこの辺で。