作曲支援システム"Essence"は、和声法をベースにしていますが、修士論文に向けて楽式の機能も取り入れる予定です。今回の更新は、この楽式の機能になります。
今回は動機を管理する機能を実装しました。("今回は"といっても、実質修士論文に必要な機能はほぼ完成)
動機とは楽曲を構成する最小限の単位のことで、通常2小節からなります。上の画面で緑の枠ができている部分は、これから動機を作るべき部分を示しています。
緑枠の中に動機を作り、次の小節でクリックすると、緑枠が移動し、"a"という文字と"対照"という文字が現れます。
"a"という文字は、動機の名前を現しています。一度"a"という動機を作ると、次から同じ動機を反復できます。反復している例が次の図です。
反復にチェックを入れて"a"を選択すると・・・
動機"a"と全く同じフレーズがコピーされて、"a’"という文字と"反復"という文字が現れます。これが"動機の反復"です。
一方で、対象にチェックを入れれば、どんどん新しい動機を作ることもできます。
すでに動機を作っている部分で右クリックすると赤枠が現れます。
その状態で"消去"ボタンを押せば、動機(の記号)を消すことができます。
今回の更新によって、楽式の機能が利用できます。楽式をうまく活用すれば、楽曲全体の構造を考えながら作曲を進めることができます。
最新のプログラムはこちらからダウンロードできます。ぜひ使ってみて下さい↓
この動機どっかで見たことある
さすがABE氏!tかぐち動機です