4月9日、湯来交流体験センターにて「定期コンサートvol1」を開催しました。プレパラートとしては、昨年11月の「カフェテラス北山野外コンサート2015」以来の本格的な単独コンサートです。
天候に恵まれ、満開とは言えないものの桜も花びらを残しており、環境的にも楽しめるコンサートになりました。
お客さんも、お花見に来ていた方が音を聞いて足を止めて頂いたり、コンサートを聴くために市内から駆けつけて頂いたり様々でした。音楽を聞いて、それぞれの体験と重ねたり、お花見のBGMにしたり、インスト音楽を楽しんで頂けたとすればこの上なく嬉しいです。
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曲目は1月末にリリースし現在無料配布中のアルバム「portfolio2016」収録の全9曲 + 新曲「桜風峠」の計10曲。作曲活動を始めて10年間で書きためてきた曲を惜しみなく投入したアルバム、そしてそのアルバムを完全再現したコンサートです。今回はアルバムの再現を第一とし曲順をCDに合わせました。最後に「桜風峠」という曲をプラスすることで、春のコンサートという季節感を出しました。プレパラートとして新たな出発を意識したコンサートです。
今回の演奏はプレパラート史上最多の7人でのぞみました。メンバーは、年齢、性別、ジャンルは様々ですが、音楽に対して誠実で向上心を持っている方々です。演奏表現という形でプレパラートの世界観を作って頂いています。個人的に活動しているメンバーもいますので、「メンバー紹介のページ」も是非のぞいてみて下さい。
また、湯来交流体験センターの職員の皆様には、施設貸し出しなどの手続きに関してスムーズに対応して頂いたり、プレパラートのCDを館内でかけて頂いたり、CDやチラシをロビーに置かせて頂いたりと、たくさんの配慮と支援を頂きました。様々な方のご協力のおかげでこのコンサートは成り立っています。
コンサート終了後、サポートメンバーとのミーティングでは今後の反省点がいくつか出てきました。主には機材トラブルと進行に関する課題でした。
機材トラブルについては、ライブにパソコンを導入しているため、ライブ中に機材トラブルは発生しうるものとして対策を進めています。(余談ですが、コンサートに駆けつけて下さった元職場の上司に「小方は音楽活動でもシステム障害を起こしている・・・」とツッコミをいただきました)コンサート終了後、約1週間にわたる再現試験を重ねて今回トラブル発生の原因は突き止めましたが、今後違うトラブルが出てくる可能性もあります。トラブル発生時にどのような対応をするか決めておく必要があります。
進行については、よりプレパラートの世界観に入りやすくし楽しんでいただくためのアイデアや演出が必要かなと思っています。もちろん音楽集団である「プレパラート」にとっては音楽そのものが一番大事なのですが、音楽をきちんとした上で、入り口を広くする工夫も今後は必要と考えています。
今年のプレパラートの活動目標は
①プレパラートの存在を知っていただく事
②最低限コンサートとして成立させる事(システムや音楽面の課題をクリアすること)
です。
来年度以降、活動の幅を増やしていくためにネックとなりそうなものは今年中にクリアしていくつもりです。今回のコンサートでは、まず想定していたラインはクリアできましたが、音楽面は今の演奏メンバーの実力を考えるとまだまだ伸び代があります。メンバーはそれぞれ得意領域を持っており、それらの領域を最大限引き出せるアレンジやアピールの工夫も必要だと思っています。
リーダーもメンバーもまだまだたくさんの課題がありますが、課題があることは成長ができるということなので、今後のコンサートがとても楽しみです。
本当に当たり前の事ですが、この規模のコンサートは、お客様、演奏者、施設の方々など、たくさんの支援があって初めて成り立ちます。支援いただいている事を当たり前と思わず、メンバー一同感謝の気持ちを持って、少しでも良い音楽を作り、プレパラートの活動を前に進めて行きたいと思います。
コンサートに関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。これからも定期コンサート続けていきたいと思いますので、引き続きご支援をよろしくお願いします!!
小方祐馬