映画「雲の通ひ路」音戸上映会

4月は映画関連のイベントに2回出演させて頂きました!ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。まずは映画「雲の通ひ路」音戸上映会の様子をレポートしたいと思います。(4月17日に[quote pt=”location” no=”loct00004″ lk=”” lg=”” pr=”” af=”” op=””]にて上映。)

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映画「雲の通ひ路」は音戸を舞台に、ある家族の物語を描いた映画です。私個人の感想としてはリアルを綴った(=日常を切り取った自然体の映像)な映画だと思いました。誰にでも起こりうるような出来事を映画の視点で切り取っているというイメージ。それだけに、物語が進むに連れて起きていく出来事に自分を重ねやすい、映画の世界に入り込みやすいと感じました。また魅力的な登場人物や音戸の美しい風景には共感を覚えました。映画を言葉で表現するのは難しい(なので是非鑑賞して感じて頂きたい)ですが、鑑賞後は止まった時間や深い悲しみといった印象を覚えました。

吉松監督の作風として「台詞より映像の美しさで語る」というのが一つの傾向として挙げられます。2013年に初めて担当させて頂いた「閼伽の水」も、日本人特有の「間」や「ワビサビ」の美しさを表現されているように感じました。それは、刺激や聴衆を惹きつける事を要求される商業映画やドラマでは実現が難しく、自主映画ならではの表現なのではないかと最近感じました。映像で語るというのは映画にしかできない一つの表現方法なのかもしれません。個人的にはもっとこういったスタイルの作品が世の中に出てきても良いと思うのですが(知らないだけかもしれません)・・・この辺りは、いつか監督に詳しく話を伺ってみたいと思っています。

プレパラートは今回エンディングの音楽を担当させて頂きました。(「雲の通ひ路」というタイトルで、アルバム「[quote pt=”album” no=”prpt00004″ lk=”” lg=”” pr=”” af=”” op=””]」にも収録しています。)音楽制作時の経緯などは長くなるので別記事で起こそうと思いますが、今回は上映会で映像を見て、改めて音楽で関わることができてよかったと思っています。

(※追加)なんと、吉松監督のYoutubeチャンネルに映画「雲の通ひ路」が丸々公開されておりました!最後に流れる音楽を担当しています。是非みてみてください。スクリーンで見てみたい方は4月30日の上映会イベントで上映されるのがおそらく最後になるとのことです。

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吉松幸四郎監督『雲の通ひ路』(76分)

映画上映の後、吉松監督から出演者の紹介があり、音楽を担当した「プレパラート」でミニライブをさせて頂きました。

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プレパラート活動当初からサポートして頂いている安定の古参メンバーでの演奏で演奏にのぞみました!

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キーボード、オカリナ:小方

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エレキベース:谷口さん

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パーカッション:星田くん

曲目は担当させて頂いた「雲の通ひ路」含む4曲。途中、機材トラブルが発生しましたが、曲の解説などしながら何とか乗り切り・・・音戸大橋をバックにまるで映画のようなロケーションで音楽を演奏でき、とても良い経験をさせて頂きました。

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音戸大橋をバックに演奏

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映画「雲の通ひ路」出演者の皆様と

受付でプレパラートのCDやチラシを配布させて頂いたり、CD購入頂いたり、たくさんの配慮があって、プレパラートの活動のアピールをすることができました!改めて上映会ライブ企画して頂いた吉松監督にお礼申し上げたいと思います。

※写真は吉松監督作品でスチル撮影をされている石井さんが提供して下さいました。クオリティが凄いです・・・!石井さん、ありがとうございました。

音楽で人の作品に関われるというのは本当にやりがいがあります。映画を通して、たくさんの人に感動を届けられたらいいなぁ^^もう一つの上映会の様子は次の記事にて。のんびり更新ですが、よろしくお願いしますm(_ _)m