なんか以前もこんなコーナーを作ってすぐになくなった気がしますが(笑)
作曲の勉強、創作をしているブロリが、実際の作業を通して「作曲」の方法を伝授します。但し、人によっていろいろやり方はあると思うので、ブロリの方法を公開していきたいと思います。あくまでブロリの日記の補助としてのコーナーで、実際の作業を通して進んでいくため、超不定期更新です。
現在、8月2日の学内で行われる「浴衣祭」で、吹奏楽部として演奏する「レッツスイング」という曲の楽曲分析をしています。この曲は2005年に流行った映画「スイングガールズ」で使用されたジャズの名曲たちをメドレー化したものです。
クラシックの和声法、管弦楽法、等では解析しにくいため、ポピュラーの理論を使用して解析します。
和声法とは、クラシックの音楽を組み立てている曲を、「旋律・和音の流れ」という観点から分析・整理し、体系化したものです。クラシックの音楽と言ってもカバーしているのは主にバロックから古典派の音楽で、「和声法で近代の音楽を説明しろ!」と言われても無理があります。最近は近代の音楽を説明するための理論もあります。
管弦楽法とは、オーケストラの楽器の扱い方、オーケストラの響かせ方についてまとめたものです。吹奏楽の楽器、特に管楽器は演奏する上での制約(息継ぎ・音域・移調楽譜など)が多いです。このため、吹奏楽アレンジなどするためには、管弦楽法という楽器に関する知識が必要になります。
ポピュラーの音楽理論とは、よく言われているものが「バークリーメソッド」と呼ばれているものです。簡単に説明すれば、コード進行の理論ということになります。
これらの理論は作曲の手助けになりますが、指揮者として、他人が作編曲した曲を解析する際にも役に立ちます。合奏でより作曲者の意図に近い音で楽器を鳴らすことにも必要ですし、理論がどのように実践・応用されているか見てみるのもおもしろいです。
作曲に興味がある人は、まずこれらの理論書を買って勉強しましょう。インターネットで調べれば情報はすぐに手に入ると思います。サイトで説明されているところもたくさんあります。
次にたくさん音楽を聴いて、気に入った曲があれば、楽譜を眺めて、音楽の理論がどのように実践されているのか見てみましょう★