プレパラートコンサート2024終演~お礼~

今年予定していた最も大きなコンサートが終わりました。

ライブ動画を全曲YouTubeへ公開しました!

コンサート来られなかった方も、是非ご覧ください。
感想など頂けますと嬉しいです^^

応援に来て下さった皆さま、
演奏やスタッフとして協力して下さった皆さま。
本当にありがとうございました。

たくさんの人と音楽を作り上げることは楽しい作業で、音楽家として本当に幸せな一日でした。

演奏者やスタッフは個性才能溢れる魅力的な方ばかりで、多くのインスピレーションを頂きました。

コンサート副題の「潮風の協奏曲」というのは、この1年、家族で海に出かけることが多く、そこから影響受けて作った曲やコンサートのアイデアが多くて、海へのリスペクトの気持ちでつけました。

「協奏曲」を入れたのは、とあるファミレスのメニューに、「協奏曲と書いてハーモニー」と読ませるフレーズがあって、「協奏曲はコンチェルトじゃん!」と突っ込んだときに、「あ、協奏曲っていいじゃん…」と思い、コンサートの副題にすることに決めました。なんじゃそりゃ笑

今回の挑戦や工夫はたくさんあります。

・エレクトロニカでどうドラムやギターを鳴らすか(星田、楠本、三宅)
・ドラムの導入とダブルパーカッション、リズム強化、(星田、輝、mupe)
・アコギとエレキの切り替え、アンビエントなエレキフレーズ(楠本、memories)
・グロッケンのミニマルフレーズとテンポ同期ディレイ(MANAMI)
・洗濯板の導入、エレクトロニカとの融合(mupe)
・ボーカリストの声質に合わせた楽曲選定(小方、杉原、MANAMI、mupe)
・新規メンバー(かい)深みのある素敵なフルートの音色
・新曲投入(華月、ホシフル・ミズウミ)エレクトロニカをどう表現するか?
・新しいデジミキやマイクの投入、マルチ録音(那須さん)
・アコースティックアレンジからエレクトロニカへ(あの夜へ)
・即興&ループ演奏&映像(小方、笠井)

など、ここには書ききれないし、他のメンバ・スタッフも含め
クオリティアップと驚きの要素も入れるために様々な挑戦をしました。

そもそもプレパラート は「何この編成?」っていうような編成で活動してるので、唯一無二の音楽になったとおもいます。

オリジナル曲のコンサートなので、如何にお客さんを飽きさせないか。曲順と曲調、テンポを工夫。特に今回、ドラム、打楽器参加曲が多いので、聴く人が疲れないか、第二部のソロが重要だなと、直前まで構成に悩みました。第二部の曲を「閼伽の水」から「家路」に変更したのは、そのような経緯があります。

トラブルを味方につける力も、この1年で得られました。たくさんのライブを一緒に重ねたからこそ、最後に急遽、MANAMIさんとのデュオ、という判断が実現できたと思います。「ライブは完璧には出来ない」ということを受け入れてないと、こういう形にはならなかったと思います。

そして私は、コンサート終わってから、ずっとライブ音源のミックス中です。反省点振り返りや、頂いたアンケート分析、やりたいことがたくさんあります。

12年前、「プレパラート」という名前で、エレクトロニカを名乗って、初めて湯来町のステージに立ったあの日。ある意味、自分の夢はそこで叶いました。それからは伏線回収のような人生。やってることはずっと同じ。しかし12年前と比べて、自分の表現したい音楽を形にする技術と、助けてくれる人たちの力は大きく成長しました。「素直に続けること」が、大きな力になっていくものだなと、しみじみ感じています。

もっともっと、シンプルに集中して音楽を楽しんでもらえる、そんなコンサートを作って行きたいな。

バラバラと、長々とすみません笑

コンサートに来られなかった方にも、どんな感じだったか実際に見ていただきたいと思っているので、追々コンサートの動画をアップしていきます!

photo by 石井清一郎