交響の唄コンサートはコードが多い

交響の唄コンサート見に来られた方は気づいていると思うのですが、使用機材が多く、演奏会当日はやたらコードまみれになります。

実際どれくらいのコードが使われているのか気になったので、交響の唄コンサート使用機材構成図を作ってみました。交響の唄コンサートvol.3「とうかさんコンサート」での構成図です。演奏者はブロリ含めて三人。矢印がコードを表しています。(図1)


(図1)交響の唄コンサート使用機材構成図

緑の矢印はMIDIの入出力をしているUSBケーブル。矢印の方向はMIDI信号の流れる向きです。USBのスロットを差す場所を間違えるとパソコンは認識してくれないので準備の時は度々トラブルを起こしてくれます。

青の矢印は音声の入出力をしているLINEケーブル。矢印の方向は音声の流れる向きです。左上の写真のケーブルはLINEの分配器を表しています。

黒の線は電源ケーブルです。

左真ん中の機材は演奏者にパソコンからの音とクリック音をモニターとして返すためのMIDI音源。ケーブルの組み合わせとソフトウェアの設定など工夫して、持っているものでクリック音付きモニタリングシステムを作りました。

左下はMIDIキーボード。MIDI音源では無くパソコンにMIDI入力して、パソコンの内部でさらに仮想MIDIデバイスでソフトウェアシンセサイザーに接続し、最終的にPAにLINEで送っています。要するに、キーボードはパソコンを通って音が出るということです。
(最初から要すればいいのに)

右下はエフェクターとして使っているMTR。外部マイクや内臓マイクで拾った音を加工してパソコンを通して最終的にPAにLINEで音を送っています。電源が無いと動かないのでコンセントにつないでいます。

真ん中のパソコンはこのシステムの中枢です。まずコンセントにつないで安定した動作を確保します。エフェクターからの音をPAに送ります。MIDIキーボードからの信号をシーケンサ、仮想MIDIドライバ、ソフトウェアシンセサイザーを経由させてPAに送ります。シーケンサのクリック信号をMIDI音源に送ります。

さて、ここでコードの数を数えてみましょう。矢印の点線は内臓マイクを使用するのでコードは必要ありません。ってことで数えてみると何と12本!いやーこれはヒドイ…そりゃ準備とか片付けの時に絡まりますよ。

というわけでコードが絡まるのを防ぐため、巻き取り式のイヤフォンを買いました。

以前も持っていて便利さを感じていたのですが、無くしてしまってもう半年になるので、そろそろ恋しくなってつい買ってしまいました。

結局、コードが絡まるのが嫌なので巻き取り式のイヤフォンを買ったというだけのお話でした。(図とかいらないw)